モンハンを楽しめるようになったきっかけについて振り返ってみる

 モンスターハンターライズ:サンブレイクが発売されて、1ヶ月と少し。

無料アップデートが配信され、更なる盛り上がりを見せる中、みなさんはどんなモンハンライフをお過ごしでしょうか。

 私は早々にナルガクルガ希少種を撃破し、現在は怪異討究クエストの周回で欲望を詰め込んだ装備作成に夢中になっています。

 現在は楽しくモンスターハンターを遊んでいる私ですが、ふと思い返すと、ここまで楽しむことができるようになったのはつい最近のことでした。今回は私がモンスターハンターという作品にハマったきっかけについて振り返り、まとめてみようと思います。

 モンハンに興味はあるけれど、難しいイメージがあってなかなか一歩踏み出すことができない方や、これから友人をモンハンに誘ってみたい方に少しでも参考になれば嬉しいです。

みんなで楽しくモンハンをプレイしよう!

初めての
モンスターハンター

 USJ モンスターハンター2017にてタイムアタック「ルーキー」をプレイしたのが初めての狩りでした。

USJでの思い出たち

 武器をモンスターに突き刺して、エネルギーのようなものをぶつける技が楽しく、何度か列に並びなおしてプレイしました。3回目くらいの挑戦で、なんとか目標タイムをクリアして可愛いシールをもらったことを覚えています。

 ところで、画像3枚目のモンハン世界の再現料理……食べたかったけれど、お店に並んだ時にはすでに売り切れていました。(画像ではねこめしが残っていますが、並んだ時には既に完売でした)
もし、当時食べた方がいましたらどんな味だったか教えてください。

ねこめし食べて見たかったなあ

モンハンワールドで
ハンターデビュー

 モンスターハンターワールド:アイスボーン(以下アイスボーン)が発売される少し前にフォロワーさんからタイムアタックで使用した武器種が「スラッシュアックス」であったことを教えてもらいました。

 早速ゲームソフトとPlayStation Plusを準備して遊んでみました。

しかし、アクションゲームが不得手なこともあり、回避や攻撃ができず、友人たちがモンスターを攻撃し、自分はひたすら薬草を集めている…といった悲しいプレイを続けていました。

 遊ぶ度に自分のプレイスキルの低さや思い通りにいかないことから悲しい気持ちになることが多く、龍結晶の地に入って少ししたところでプレイを諦めてしまいました。
一方でモンハンの世界に登場するモンスターの生態やデザインにはとても惹かれるものがあり、プレイを中断した後も実況プレイや世界観の解説動画をよく眺めていました。

可愛いオトモアイルー
両目を磁石に例えて、
さてつと命名しました。

パオウルムー装備で
モンスター"に"イチコロだ!

モンハンライズが
発売されるも・・・

 時は流れ、モンハンライズが発売されてしばらくして、配信で体験版をプレイしてみました。この時も選んだ武器はスラッシュアックス。なんとかタマミツネを狩猟できましたが、常にぎりぎりの戦いだったことや、マガイマガド*1にコテンパンにやられたことから、このゲームは私にはまだ早いと実感してしまう結果に。

 周囲は日々狩りに明け暮れる中、私はライズの購入には至りませんでした。

youtu.be

「属性解放突きをやってみたい」という理由で遊んだのに配信内で一度も打てていない私……

それでもモンハンを
遊んでみたい

 モンスターハンターは大人気作品で、新作が発売される度にブームが起きます。ひとたび新作が発売されれば、友人たちは毎日通話を繋げて狩りを行い、タイムラインでも華麗なリプレイ動画がアップされ、強いスキル構成を議論する様子を目にすることになります。

 本当に興味がなければみんなの熱が冷めるまで待てば良いけれど、やっぱりその輪の中に加わりたいのが本音です。

 何かを学ぶ時は基本に立ち返るタイプの私。プレイスキルが足りないこと、他の人とのプレイ歴の差を埋めること、これらを目的に初代のモンスターハンターをプレイすることにしました。本当は最初期のモンスターハンターをプレイしたかったのですが、気軽にプレイしたいことと、当時はPS2を持っていなかったことから携帯機初代、PSP版のモンスターハンターをプレイしました。

 武器が6種類しかなかったり、砥石が消耗品だったりと現行機の作品とは異なり、ユーザーフレンドリーな部分が少ない中、武器を構えてモンスターと対峙した時になぜか安心感を覚えました。アイスボーンでも長い時間モンスターと対面できなかった私ですが、数日続けることでなんとか討伐するところまでできるようになりました。

モンスターハンター ポータブルを
プレイしてみる

 ちょうどその後、アイスボーンを一緒にプレイしていた友人から「モンハンライズを一緒に遊ばないか」と誘われました。毎作品リリースされる毎に声を掛けてくれる友人で、今回もダメ元だったのだとは思います。

 そこで、「自分の力でモンハンを楽しめるようになりたい」という相談をしてみました。友人は別の2名の友人たちに声をかけ、パーティを組んでくれました。そして、何百時間プレイしたであろうデータを捨て、1からデータを作り直して共にスタート地点に立ってくれたのです。

 友人たちの覚悟に背中を押してもらい、ソフトの購入を決意しました。

ありがとう友よ

モンハンライズを
プレイする

 ただ始めても前回の二の舞になってしまいます。そこで、プレイを始める前に持ち武器の見直しを行いました。アイスボーンや、体験版をプレイした際はスラッシュアックスを使用していましたが、使用目的である属性解放突きがうまく出せていない点、アイスボーンプレイ当時ほど強いこだわりを持っていないことから、心機一転新しい武器を選ぶことにしました。

 友人にモンハンポータブルをプレイした時に感じた安心感について相談したところ、モンハンポータブルでは初期武器が片手剣であったこと、ガードができる武器はダメージを回避する選択肢が増えることを教えてもらいました。

 片手剣のリーチにはストレスを感じることもあったため、他のガードできる武器種についても検討しました。最終的にはガードできる攻撃の多さと、自分の好きなゲームのパズル&ドラゴンズで特に好きなキャラクターであるアテナが使用している武器に似ている点からランスを選択することにしました。

モンハンが
楽しい!!

 始めはガードと上段突き(Aボタン連打)だけに集中して戦いました。モンスターの攻撃に対して避ける以外の選択肢があることはとても安心できました。

 友人達も初期装備で戦っていたこともあり、モンスターとの戦闘時間が比較的長く、アクションの上達に活かすことができました。また、装備に差がないことは、戦闘不能になることが自分だけではないことで、「やられて迷惑をかけてはダメ」という強いプレッシャーを受けることがなく、倒されてベースキャンプに戻った時でも笑って楽しむことができるようになりました。
 友人とのマルチを解散した後は、30分程度修練場で技の出し方を復習する時間を取るようにしました。カウンター技や鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)*2、スキル構成等徐々にできることを増やしていくことで、自分の視野が広がっていく感覚があり、非常に充実したゲームプレイを楽しむことができました。
 連日プレイを続けていくことで、ついにはラスボスを突破することができました。初めて自身の手でモンハンを通してプレイすることができた時の達成感はとても大きなものでした。
それからしばらくはエンドコンテンツである護石集めのためにクエストの周回を行いました。今年6月に入ってからのサンブレイクの発売直前には駆け込みで始めた別の友人のクエストを手伝うまでに成長しました。

楽しい
モンハンライフを
送るために
必要なこと

 そんなこんなで現在はモンハンを楽しくプレイしています。
改めてここに至るまでの要素をまとめてみます。

これまで楽しめなかった理由

① 一つの武器に固執し過ぎていた

 自分の場合は、スラッシュアックスにこだわり過ぎていたことがいけなかったと思っています。確かに、モンハンをプレイするきっかけはスラッシュアックスの属性解放突きでしたが、ワールドをプレイしてしばらくした時点で「自分には向いていないかも?」と思い始めていたことも事実でした。それでもせっかくここまで武器を強化したからとズルズル使い続けていましたが、結局モンスターへの攻撃は友人任せになり、アイスボーン時点では薬草集めをするだけのプレイになっていました。この段階に至る前にいろんな武器を試したり、その武器にしっかり向き合って練習をしていれば、また違う結果になっていたかもしれません。

スタートが遅かった

 自分のモンハンのプレイ開始はアイスボーンが発売される少し前の時点でした。当時、既にストーリーを終えたハンター達はFFコラボモンスターであるベヒーモス狩りや、装飾品集めに夢中でした。友人たちもそれらの作業を中断して手伝う形となったため、「とりあえずアイスボーンになったら一緒にプレイしよう」といった形でほぼキャリー*3される形で上位の最終までクリアしていきました。かくして、アイスボーンが始まった時には薬草を集めることしかできないよわよわハンターが生まれてしまったのでした。

楽しめるようになった理由

徐々にアクションを増やしていった

 モンハンは長いこと愛されているゲームであり、マンネリ化を防ぐために毎世代様々なアクションが追加されています。今作においては通常のアクションに加え、翔蟲(かけりむし)を使用した鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)、そしてサンブレイクからは入れ替え技を戦闘中に切り替える疾替 (はやが )えも追加されました。多彩なアクションに寄って十人十色な狩りを楽しめる一方で、初心者からするとこの文章を見ただけで頭が痛くなってしまうかもしれません。

とはいえ、実際にモンスターを狩るために必要なことはシンプルで攻撃と回避(防御)の2つだけです。まずは2つの動作ができるように集中して攻撃をしていき、少しずつできることを増やして状況によって対処できるようにしていけば問題ありません。

やられることが怖くなくなった

 無策にモンスターに突っ込んでいってクエスト失敗となることは避けるべきだとは思いますが、上達する過程でモンスターにやられてしまうのは必然と言えます。徐々にモンスターの動きに慣れていき、攻撃のタイミングを掴んだり、武器や防具を強化して次の狩りに臨むんでいくのです。

最後に

モンハンを始めるか迷っている人、友人をモンハンに誘いたい人、始めたばかりの相手とプレイする人に向けて、次の言葉を送りたいと思います。

モンハンを始めるか迷っている人へ

今すぐに始めよう

少しでもやってみたい気持ちがあるなら、今すぐに購入してプレイしましょう!始めるのは早ければ早いほどいいです。プレイ人口が多い時期であれば、参加要請に応じるハンターさんも多く、マルチプレイで効率的にストーリーを進めたり、素材を集めたりすることが可能です。

現在(2022年8月)であれば、無料アップデートが公開された直後ということもあり、すぐに駆けつけてくれます。

周りのハンターに聞いてみよう

ソロや野良でプレイするモンハンももちろん楽しいのですが、あなたがもし購入に踏み切れないなら、あなたの周りにいるハンターに相談してみるのもいいかもしれません。

友達、親戚、同僚、フォロワー等、モンハンをプレイしている(していそうな)人に声を掛けてみてください。彼らはきっとあなたのハンターデビューを応援してくれることでしょう。

仮に声を掛けた相手がモンハンをプレイしていなければ、同時に購入してマルチプレイで進めていくのもいいでしょう。協力することで、1人ではクリアできないクエストを達成することができることもありますし、お互い競う相手がいることで、上達のスピードが加速することもあると思います。

友人をモンハンに誘いたい人へ

モンハンの楽しさを伝えよう

 SNSYouTube等で目にするモンスターハンターというコンテンツは、難易度の高いクエストをクリアした報告や、既にプレイしている人から見ても「その動きどうやってやってるの?!」と疑問に思ってしまうような鮮やかな魅せプレイが多いです。

 そのため、初心者お断り、玄人向けのゲームと言ったイメージを抱いている人も少なくないと思います。現に私もワールドのプレイ開始が遅くなった原因として、この点が大きく影響していました。そこで、近い立場であるあなたの生の声を聞くことで、身近なものとして捉えることができると思います。あなたが感じるモンハンの楽しさをあなたの言葉で伝えてみてください。

 もしあなたが百戦錬磨のプロハンターだったとしても、高難易度のコンテンツのみに焦点を当てて語るのではなく、モンスターハンターとしての面白さや、ストーリーをクリアした時の気持ちを思い出してアピールしてみましょう。

始めたばかりの相手とプレイする人へ

優しくアドバイスをしよう

 始めたばかりのプレイヤーの場合、分からないことがたくさんあります。「古龍に罠は効かない」「ラージャンに閃光玉は悪手」「ひるみ軽減がないと味方の攻撃によろけてしまう」等々、中にはゲーム内で明確な説明のない仕様も存在します。上記の仕様はシリーズ作品をプレイし続けていれば当たり前のことなのかもしれませんが、失敗して初めて知ることも多いです。

 そんな時、新人ハンターを馬鹿にする等の行為は言語道断です。先輩ハンターたるもの新人のミスを華麗にフォローした上で、次回以降のクエストに行く前に優しくアドバイスをしてあげましょう。

主役は新人ハンター!

 主役は新人ハンターです。決してこれを忘れてはなりません。もし、あなたが早く次のクエストに進みたかったとしても、相手が慣れるまでは下位クエストにマスターランク装備を担いで行ったり、解放済みのスキップトラベルでさっさとモンスターの目の前に行ってしまうなどの大人気ない行為は避けた方がいいと思います。

今目の前で必死にモンスターの攻撃を避けようとしている新人ハンターは、いつか成長し、あなたの背中を預けるに足る相棒になるかもしれない人です。人は経験を重ねていくことで成長することができます。先輩ハンターとして、後輩の成長チャンスを奪うことはせずサポートに徹し、モンスターの必殺技を閃光玉で防いだり、HPが減ったタイミングでスッと粉塵を撒いて回復の補助をしてあげましょう。

 

それでは・・・・・・

みんなで楽しい

モンハンライフを!

*1:後で知ったことですが、体験版のマガイマガドのクエストは極端にクリア率の低い高難易度クエストでした。

*2:全14武器種ごとに存在する翔蟲を使った専用技。各武器の特色を活かした攻撃を繰り出せる。

*3:実力や装備で劣るプレイヤーをサポートして勝利に導く行為のこと。